【入院前経過④】入院までの出来事

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激励会


入院前に職場のみんなが激励会を開いてくれました。

不安にさせないように意識してくれていました。

一生懸命に笑わそうとしてくれました。

私の帰る場所をつくろうとしてくれていました。

ストレートに想いを伝えてくれていました。

若手は成長しようとしてくれていました。

スタッフが減って大変な事には違いないのに、何一つ文句も言わずに働いてフォロー体制を築いてくれていました。

みんな我慢してくれながらも涙が流れていました。

私も涙を我慢する事は出来ませんでした。

また、会場は美味しいご飯とお酒を出してくれる行き慣れたお店でした。

しばらく飲めない事を伝えると日本酒はその場で開封してくれたものばかりを入れてくれました。

気持ちを頂きました。

解散時には1人ずつ私を抱きしめて見送りをしてくれました。

この先もこんなあたたかい職場で働けたら幸せだと思います。

次の日の朝にも嫁と激励会の話をして嬉し泣きました。

家族で美味しいものを食べたい


家族全員が揃う事はありませんでしたが、最初の土日に母親、翌週の土日に父親が来てくれました。

副作用で味覚がなくなる事や粘膜炎で口から食べ物が食べれなくなると聞いていましたので、美味しいもの一緒に食べたかったのです。

病気についてはあまり話し合う事はありませんでしたが、一緒に食べるご飯はとても美味しかったです。

子供たちも親が来てくれて喜んでいました。

まだまだ、お互い元気でいたいし、親孝行もこれからだって思っています。

もうすぐ産まれる3人目の子どももよろしくね。

息子たちと雪遊び


入院前にたくさん雪が降った日がありました。

息子たちは毎年作っている滑り台やかまくらが作りたいと言いますが、そこまでは雪が足りませんでしたので雪だるまを一緒に作る事にしました。

顔や手をつけるのはお兄ちゃん。
周りをペタペタと弟。

出来上がった雪だるまをママに見せて喜んでいました。

元気になったらまた作ろうね。

戌の日の出来事


神社にお参りに行きました。

「安産祈願と一緒に病気平癒もしよう」と嫁が言ってくれました。

神様、どうかよろしくお願いします。

心から願いました。

家族


「夕飯は何が食べたい?」と入院が近くなるにつれ、いつも嫁は聞いてくれていました。

その日はチーズフォンデュを食べる事にしました。

前にも食べたけど、今が一番美味しく感じました。

家族と食べるご飯は何より美味しく感じます。

昼間は兄弟喧嘩や注意して怒ることもあり賑やかですが、夜に静かに隣で寝ている姿も愛しく思う。泣いて、笑って、怒って、悩んで、話し合って家族全員で成長しています。

今を生きる事に不安も増えている現在の日本。子が親を殺し、親が子を殺すといったニュースもよく見ます。

家庭を持って大変なこともたくさんあるとは思いますが、その分幸せも多いのかもしれないなって夜中の2時に考えていました。

最近はこんな事考えるたびに涙が出てしまいます。

ですが、子供の前ではまだ泣いてはいません。

心配かけたくないんですね。

入院前最後の検査


前回、麻酔や鎮静剤を使いながら胃カメラをした時にも結局はかなり苦しい思いをしました。

あえて今回は経験のため麻酔のみで行うことにしました。

ちなみに鼻からの内視鏡の方がカメラは細いし、咽頭反射(舌の奥を押さえられるとゲェーッとえずく)も起きにくいので楽ですが、口からの内視鏡の方が解像度が高いらしいです。

なるべく細かい検査という事で口からになりました。

また、今回は新画像強調処理(LCI)というレザー光線でより細かく見えるというカメラで行うことになりました。

検査時間は5分くらい長くなりますが、しっかり診てもらいたかったのでお願いしました。

最初に体内に水泡ができなくする液体を飲み、麻酔ゼリーを喉奥に3分保持して吐き出しました。

診察室で横になってからは、多めに麻酔のスプレーをしてくれました。

検査中、看護師は肩をリズム良く叩いてDrと共に「大丈夫」、「上手だよ」、「力を抜いて」、「焦らなくていいよ」と何度も声かけをしてくれました。

遠くを見て、鼻から吸って口から息をゆっくり出します。

何度か苦しくはなりましたが、結果的には前回よりも辛くなかった気がしました。

人の優しさもきっと薬なんでしょうね。

さて検査結果ですが、胃や下咽頭には問題はみられず安心しました。

嬉しくて玄関で妻に電話しましたが「外に出てから電話して下さい。」と守衛さんに注意されました。

玄関でもダメかとは思いましたがマナーは守るべきでした。

次からは入院中のお話になります。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

次からは病気との闘いになります。

がんばります。

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