外来受診
2018年10月のMRIや血液検査、体調確認の結果、職場復帰可能と判断されました。
MRIではカスみたいな癌は残っているけど、一応寛解という判断になりました。
ここからは再発しない様に経過観察を10年していく様です。
上咽頭癌は症例数が少ないので予後についてははっきり言えないのが現状ですが、TNM分類(癌のステージ)のT(癌の大きさ・広さ)がT4になると再発しやすいらしいです。
僕の場合はギリギリT3なので、ちょっと心配ですね。
でも、遠隔転移や脳内への影響は少ないので喜ぶべきなのかもしれません。
まずは生きれた事に感謝です!
血液検査では、順調に白血球数や血小板の値も回復しており、感染などの心配は少なくなりました。
職場復帰
今は2019年2月中旬です。
11月に職場復帰してから早くも3ヶ月になろうとしています。
まだまだ疲労感はありますが、定時勤務にもなりましたし、病前と同様レベルの仕事もできる様になりました。
優しく応援してくれた職場の皆さん、そして家族や友人にも感謝です!
改めて人の為、患者さんの為、お世話になった方々の為に生きていきたいと思います!
体調確認
来週受診があり、そろそろまた画像検査を予定しています。
定期的な受診は放射線科が月1回受診、歯科は2ヶ月に1回になりました。
体調に関しても、物にもよりますが病前と同じくらい食べれる様になりましたし、体重も1番減ったところから10kgも増え75kgになりました。
足が太くなり、筋肉や関節の痛みなどもみられなくなりました。
子供にもバッタと言われなくなったし、これまで太っていて着れなかった服も楽に着れるのでこのくらいの体重が維持できたらと思っています。
今残っている副作用や状態は、
・頭痛(たまに重だるくなります)
・めまい(2ヵ月前には失神しましたが、それ以降は失神はないです。ただ、立ちくらみ的なものは残っています。目の前がモザイク様になります。)
・四肢の痺れ(慣れたのか、仕事していると忘れるのか、少し減った気がします。医師には治らないとは言われましたが、末梢神経は1日0.3から1mmは回復するとされています。脊髄レベルでもダメージはあるかもしれませんが、末梢神経レベルでの回復は期待したいと思います。)
・味覚低下(定期的に味覚検査もしていますが、検査上やっぱり3割くらいしか回復していません。甘味が特にわからず、次いで塩味がわかりません。ですが、美味しいと感じられるので十分ありがたいです。もう味覚が全くない世界には戻りたくありません。)
・唾液量低下(運動時唾液は10㎖を維持しています。また、安静時唾液も増えた気がします。水を飲む回数が減っています。)
・頚部の関節可動域制限(継続しており、特に速く動かすと痛みが出ます。)
・鼻腔閉鎖不全(鼻づまり、鼻がかめなかったり、うまく飲み込みができなくなります。)
・放射線照射部位骨壊死の可能性(虫歯や抜歯などしたりして菌が侵入するとなる恐れがあります)
・PTSD(やっぱり受診時や何かをきっかけに闘病中の感覚がよみがえり気持ち悪くなります。最近はインフルエンザになった時になりました。)
・うつ症状(気持ちがネガティブになったり、ぼぉーっとする事は減ったと思います。仕事も楽しくでき、家族と幸せに過ごせているからでしょうか。ただ、再発を考えると気持ちが落ちます。)
・倦怠感(最近は休日や朝方や仕事が終わって食事中に出ます。気持ちがリラックスし、副交感神経優位になった時に疲れやだるさが出ます。それだけまだ普段は気を張ってるのかもしれません。)
・頻尿(だいぶ減りました。夜間に関しても起きるのは1回くらいになりました。)
・皮膚症状(放射線が当たっていた部位にニキビができやすく、治りも悪いです。)
・冷え症(四肢の先が特にあたたまりにくいです。服も厚着になりました。)
・耳鳴り(頻度はかなり減りました)
・副鼻腔炎(濃い黄色の鼻水や水っぽい鼻水が止まりません。鼻周辺には痛みがあります。これも大学病院で治療する事になりました。)