検査結果(2020年6月まで)

たろみち記事上PC

こんにちは٩(>ω<*)و

仕事してるとブログ更新がなかなかできません(笑)

優先順位が家庭⇒仕事⇒趣味⇒ブログという感じになっていました。

これも平穏な日々を過ごせているからだと思います。

後2ヶ月で背中の手術をして1年になります。

更新が遅れましたが、今回は最近までの検査結果を報告したいと思います。

・・・先に言ってしまいますが、とりあえず大丈夫そうです( ¯꒳¯ )b✧

なので、心配して下さっている方は安心して見て下さい!

検査結果

2020年3月から6月にかけて、整形外科ではCT、MRI、放射線治療科ではCTとPETを行いました。

まずは整形ですが、画像にアーチファクト(固定に使用した金属が光ってしまう現象)が出てしまいCTやMRIでは手術した部位は「やっぱり見えない」と言われました。

これは手術する前からわかっていた事ですが、今後金属が入っている部位周辺を画像検査では確認できなくなってしまったのは経過を追うのにはやっかいです‪(´ཫ`)‬

ただ、放射線治療科で行ったPETでは手術した部位周辺に小さな集積がみられました。

これは前回PETで脊椎に転移癌が発見された時の半年前のPET画像で見られた程度の状態です。

前回はこれが大きくなってしまいましたが、今回写っている集積もぶつけただけでも見られるくらいの小さな反応なので明らかな集積とは言えません。

つまり現状では何とも言えない状態という事になります。

しかし、手術で切り取った細胞は手術後に行った細胞検査で抗がん剤の効果もあったのか、かなりダメージを受けていた事がわかっています。

また、癌の周囲を大きく切り取ったので再発の可能性は低いと考えられています。

癌細胞は何百万個も集まって1cmくらいになってからようやく画像でも見れる様になっていきますが、今回は脊椎以外の部位には明らかな再発初見は見られませんでした。

脊椎に関してはPET検査で経過を追っていくという事になりました。

また、頭頸部リンパの癌のカスみたいに残って見えていたものはなくなってきていました。

これは嬉しかったですね⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾

内視鏡検査や血液検査などは大きな問題ありませんでしたが、血液検査でGFRや血清クレアチニンなどの腎機能が悪くなってきていたのは個人的には気になりましたが、これも経過を追って数値も見てみなきゃわからないですね。

今後の検査予定として、CTやMRIを間に入れながら年に2回程度PETを行います。

最後に主治医は「上咽頭癌の特徴としては細胞の進行が遅い事が多く、再発は10年くらいしてから起きるケースもある。」

「現状は遠隔転移している状態ではあるが、今後は進歩する新しい治療方法にも期待したいし、早期発見できたら次も局所治療は可能だ」と話されていました。

小さい集積は気になりますが、とりあえず転移や再発がなかったという判断なので一安心しました。

毎回、検査や受診日近くなると気持ちが落ち込みますが、家族や仲間や応援してくれる方々に支えてもらっています。

毎回同じ様な事しか言えませんが、少しでもポジティブ思考でいられる様、そしてすべてを大切に考えて生きたいですね(⸝⸝›_‹⸝⸝)

新しい治療(中性子線)

つい最近のニュースですが、新しい仕組みで癌細胞を攻撃する放射線治療が保険適用になりました。

中性子線(熱中性子)を体内に照射するBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)という治療です。

中性子線は放射線の一種ですが、BNCTは中性子線が直接、癌細胞を死滅させるわけではありません。

代謝が活発な癌細胞には、ホウ素を非常によく取り込む性質があるので、まずはホウ素化合物を点滴で投与します。

そこに中性子線を照射するとホウ素が中性子を捕まえて核反応を起こし、粒子線が発生します。

その粒子線によって癌細胞が破壊されるといった治療になります。

この発生する粒子線は、「アルファ線」と「リチウム粒子」というものになりますが、どちらも約10ミクロン(細胞1個分)しか飛びません。

つまり、周りの正常な細胞を傷つけることなく、ホウ素を取り込んだ癌細胞だけを選択的に治療することができるのです。

今回、保険適用の対象となったのは、『切除不能の局所進行または局所再発の頭頸部癌』です。

これは標準治療が優先される為、薬物療法や放射線治療などが可能な場合には、行えません。

今後はどうなるかわかりませんが、今回は『治療法がなくなった遠隔転移のない頭頸部癌』が対象になります。

副作用は、脱毛、口内炎、唾液腺の腫れなどが起こるそうですが、どれも一過性とされています。

また、治療後にしばらく経過が過ぎてから起こる副作用のリスクは報告されていません。

BNCTは僕が行った陽子線治療と同じ様に照射する為のマスクを作ります。

そして照射は原則1回のみで、照射時間は1時間以内に終わります。

さらに照射後1週間で退院となります。

従来の放射線治療などは標準で35回(約7週間)の照射が必要なので長くかかる印象ですが、BNCTは1回の照射で治療が終了するのでとても患者負担は少ないものとなっています。

患者にとっては治療方法がなくなるというのが非常に辛く、予後を考えなくてはならないポイントになりますから、また1つ医学が進歩して選択肢が増えてくれた事には感謝しかないです!

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