ドロッパーシステムとは
エギとスッテを組み合わせたシステムを『ドロッパーシステム』と呼びます。
ドロッパーシステムの組み合わせはエギを基準に考えます。
つまり、基本的にスッテはエギより小さいサイズをつけます。
マメイカは、エギ1.5~2号に対して、スッテ0.8~1.2号(5cm以下)。
ヤリイカやマイカは、エギ3号以上となるので、スッテは1.5号(6cm以上)のものを付けます。
エギとスッテの間隔は約50cm。
中には50~70cmという方もいます。
スッテを2つ付ける場合にもそれぞれ50cmくらいは離して付けた方が広範囲のレンジになりますし、干渉しにくいので良いと思います。
エギとスッテのカラーは、ナチュラル系(ブルーやグリーンなど)とアピール系(オレンジやピンクなど)を組み合わせて使うと、その日のヒットカラーがつかみやすいです。
アピール系のピンク色のエギやスッテの方ばかりに抱いてくるのであれば、両方をアピール系にしたりします。
また、疑似餌が2つ付くのでアピール効果が上がるドロッパーシステムですが、いくつか難点もあります。
空気抵抗が大きくなるために飛距離が出にくく遠投には向かないとされています。
風や潮流の影響が強い場合にはエギ単体に分がある場合もあります。
個人的には、基本的には荒れている時には釣りはしないですし、そこまで遠投していないせいか気になった事はありません(笑)
アピール系とナチュラル系とは
僕は明るい時間帯は遠くからでもイカが見つけやすいようにアピール系を使います。
また、ナイトゲームではアピール系にグロウタイプを使います。
アタリが止まる様ならブルーやグリーンなどのナチュラル系を使うといった感じで使用しています。
イカがどのように見えているか調べた事はありますか?
詳しくはこちらを参考にしてください。
イカ釣りを生態(海と視覚の関係からみた仕掛けなどを分析)から考える!エギングでのおすすめの釣り方!
イカの見え方を知った時、あなたは何を意識しますかね?
エギの使い分けについて
エギにもタイプがあり、大きくは以下の3つに分かれています。
上の例ではシャローに対して、ディープやベーシックの沈下速度がとても速いという事がわかると思います。
しかし、速い事が良いというわけでもなく、例えば速いという事はマメイカは追い付けない速度になる可能性があります。
それぞれのタイプにはメリットやデメリットがあるのでまずは基本的な情報として参考に見てみて下さい。
僕の勝手なイメージですが、野球でいうと以下の順番で使用します。
まずはベーシックかディープでどのくらいの底なのか探る事をおすすめします。
重たいエギを使用することで、ロッドが曲がりやすくなりますし、ラインの動きも速くなるので着底を見分けやすいです。
底がわかれば、エギを動かすイメージが格段にわかるようになっていきます。
着底が分からず底で動かしてしまっていたら根がかりも多くなってしまいますので注意しましょう。