がんの再発(遠隔転移、転移性脊椎腫瘍の可能性大)

1.がんの再発が発覚

2019年5月になりました。治療終了して1年です。多くの人に助けられながらここまで来れ、仕事も楽しくなってきた最中でした。

PETで再発が確認されました。

確定診断にMRIも実施しましたが、診断としては最も怖かった転移がん(遠隔転移)でした。

診察室に向かい主治医と向き合った瞬間、雰囲気がいつもと違うのが感じとれてしまいました。

思わず「再発ですか?」と聞きました。

「遠隔転移の可能性が高いです」

言いづらそうな医師の目にもうっすら涙が見られます。

優しい先生です。

医師も悔しく思ってくれてるんだと思い、淡々と説明を聞きました。

僕は「間違いではないんですね?」とかなり動揺していてそれしか質問は出来ませんでした。

帰路に着くまで歩きながら涙は出っぱなしでした。幸いにも雨が降ってたので泣いているのはわかりにくかったと思います。止まらない涙は久しぶりです。

家に入ってからは我慢できずに叫びました。

難しくやっかいな病気なのはわかってはいましたが、ただただ悔しいです。

どこかで自分はもう大丈夫とか安心していたんだと思います。

落ち着いてからすぐに嫁や職場の仲間や親友に連絡しました。

仲間からは優しい言葉をいただきました。

恩師はすぐに会いに来てくれたりしました。

励ましてもらいながら一緒に悔しさを共有してくれました。

心は晴れませんが、折れそうな心を支えてもらいました。

甘えさせていただきました。

僕はリハビリの仕事をしていますが、前回同様でやっぱり患者になった時点で患者さんと向き合える自信もなく、さらに今回は遠隔転移という現実を受け止めながら前を向く事ができないと判断して引き継ぎしてから職場を休職させてもらいました。

それからも毎日勝手に涙が出ます。

子供たちの前で我慢しているのが辛いです。

子供を見てたり、未来を考える度に涙が出てしまうのでなるべく見ない・考えない様にしながらもこれから見れなくなるんじゃないかと不安になり、何度も見てしまい涙を流してしまいます。

どうしたらいいのかわかりません。

2.検査結果

不幸中の幸いでした。

何と10番目の胸椎棘突起に限局してくれていました。

放射線科医が骨折を疑うほど、限局するのはレアみたいでした。

これまでの画像検査を、確認してみると半年前のPET上にも微力集積ありましたが、これくらいでは判断はつかないレベルという事でした。

また2ヶ月前のCTでも全くわからないレベルです。

それぞれ検査には善し悪しがありますから色々な種類の検査をするのは大切なんだというのが改めてわかりました。

ただ、前回とは違うのは遠隔転移したのでステージ4、進行がんになったことです。

これで次にどこへ出るかはもうわからなくなりました。

治療としてモグラ叩きができなくなり手が打てなくなると余命と言う話が出てくる様になります。


今考えられる治療では手術、放射線、抗がん剤、オプジーボ(免疫チェックポイント阻害薬)が考えられるとの説明を受けました。

3.治療方針決定

治療方針決定には様々な科が集まる頭頸部カンファレンスに参加して検討されます。

前回の時も願いましたが、前向きに検討されれば嬉しいです。

今日は1日が長かったです。

午前から主治医から説明があったので病院に来ていましたが、カンファレンスが終わって16時くらいになってから主治医から治療方針の説明になりました。

一緒に来てくれた嫁も緊張しっぱなしで肩が張り頭痛も出てしまいました。

治療方針は局所治療優先になりました。

抗がん剤などの全身の治療は1ヶ月ズレても特に問題はないとの事で、最優先は取れるものは取るという考えの様です。

手術して大きいものを取って、必要ならば放射線で細かいのをたたくのが1番効果的との説明を受けました。

他にがんと診断できる集積はないと判断されましたが、全身転移の可能性はなくはない為、局所治療後に抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬の検討をする事になりました。

免疫チェックポイント阻害薬の説明は別な機会にさせていただきますが、プラチナ系抗がん剤を使った人には適応との事で僕はシスプラチンという抗がん剤を使ったので使える様です。

ちなみに前回行った陽子線治療は転移がんは対象外となる説明を受けました。

放射線を行う場合にはIMRT(強度変調放射線治療)で行う様です。

4.今後の日程

来週の月曜日に腫瘍専門の整形外科を受診し、手術適応かどうか最終判断される事になりました。

自分で調べた中では手術該当になりそうです。

ただ、一般的には再発予防に脊椎全摘術が第1選択みたいなのでけっこう大がかりなものになる様です。

これが落ち着くまで3ヶ月から半年かかるとされているのでプラスで他の治療を行う事になればまた1年くらいの治療期間になるのかもしれません。

また、手術が難しい場合は火曜日に放射線科を受診して放射線で治療の準備をしていく事になりました。

放射線単独も決して効果がない訳ではなく、強い線量で行う事やがんの場所的には前回よりも副作用リスクは少ない可能性がある事を説明されました。

何にせよ、治療が始まるまでは気持ちが落ち着きません。

ただ、遠隔転移してしまったのでもうこの不安は消えないんだと思います。

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