友達から聞いた素敵な話
先日、久しぶりに学生の頃から仲良しの友達が家に来てくれました。
今日はその友達のしていた話が良い話だと思ったので了解を得てブログに載せさせていただきました。
友達が訪問リハビリという在宅で行うリハビリの仕事をしていた時の話です。
それは病院への移動が決まり訪問リハビリでの勤務が終了する時の出来事でした。
ある利用者さんのお住いに行く日が最後の日になりました。
長く関わっており、とても仲良くさせていただいたそうです。
長く関わる患者さんや利用者さんには特に気持ちが入ることがあります。
人間ですからね。
付き合いが長くなるほど、親密さも増しますよね。
その日も移動の挨拶をしながら普段通りのリハビリをして帰ろうとしたとの事でした。
最後のリハビリをしながら自分は一生懸命に関わらせてもらったけど、どう感じてるのかな?
この先、不安はないかな?大丈夫かな?
色々と考えたり、思い返している内に急に寂しくなり、これで会うのが最後かもしれないと思ったそうです。
玄関のドアを開けた時に振り返り、やっぱり自分の気持ちを伝えた方が良いと思い、「俺、寂しいよ」と言いました。
すると、その言葉を聞いて、その方も寂しいと言って涙を流してくれたそうです。
友達もその方が同じ想いをしてくれていたことに嬉しくなりました。
今までその方は我慢してくれていたのかはわかりませんが、お互いに想いを伝えられて良かったと感じたそうです。
事務所に戻ってからは同僚の看護師さんにも「寂しくなるわ」と言われたそうです。
いつも大変仕事に厳しく、そんな発言もしなそうな人からもそうやって言ってもらえて嬉しくなりました。
そんな出来事から『コミュニケーションはじゃんけんみたいだ』と言っていました。
友達は考えてみれば今までの人生は後出しのじゃんけんをしていたとの事。
理由はその方が相手に合わせられるからです。
でも今回の事で気付いたそうです。
想いを伝えた方が良い事もある事を。
もちろん想いを受け止めてくれない人もいるかもしれませんが、自分の気持ちを抑えて相手に合わせる事は本当に向き合う事にはならない。
気持ちを伝える事で相手も心を開いてくれる事があると知ったそうです。
ニュアンスや伝え方が聞いた事とズレてたら申し訳ないです。
でも、僕は真っ直ぐに話す友達のこの話を聞いてとても素敵な話だと思いました。
教えてくれてありがとう。
僕もきちんと自分の想いを伝える様にしています。
特に病気になってからは。
何をしても結局は後悔はしてしまうとは思いますが、自分の気持ちをごまかす人生は歩みたくないものです。