【入院前経過③】がんのステージや治療計画が決まる

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検査や手続きの毎日


上咽頭がんは頭頚部のがんなので様々な科で診て頂く事になりました。

検査を受け、説明を聞く毎日ですが、迅速に対応して下さっているのを感じます。

以下に入院前に大学病院で行った検査と手続き・相談などを箇条書きにしました。

用語説明のページもありますので、良ければクリックして見て下さい。そちらの方で受けた感想も載せています。

・CT(耳鼻咽喉科、放射線科、歯科)

・内視鏡(耳鼻咽喉科、放射線科、消化器内科)

・MRI(放射線科)

・PET(放射線科)

・血液検査(放射線科、消化器内科)

・精子相談(婦人科)

【手続き・相談】

・がん相談センター

・入退院センター

・ほけんの窓口:医療保険、生命保険

・健保組合:高額療養費制度

・銀行:住宅ローン

がんの進行度と治療方針が決まる


がんが見つかって半月ほど経った11月中旬頃、浸潤(内視鏡で見えてない腫瘍全体大きさ)や転移の状況や治療計画を教えて頂けました。

私はステージ3(TNM分類:T2、N2、M0)という状態でした。

上咽頭がんの他に左右頭頚部へのリンパ節転移はみられてはいますが、他臓器転移はみられないという状態です。

他臓器転移は遠隔転移とも呼ばれます。リンパや血液に乗って遠隔転移している状態では根治治療は現在の医療では難しいとされています。

私の場合ですと、ステージ3で反対側のリンパにも転移はしていましたが、頭頚部に限局しており遠隔転移がなかった為、一安心です。

1番聞くのが怖かったです。

治療計画としては、治療効果にもよるので絶対というものはないみたいですが、最低でも治療に半年間、心身の回復に半年間は必要と言われました。

治療内容は放射線と抗がん剤で根治治療を目指してくださるとのことです。

治療の副作用や後遺症や再発リスクはあるとのことですが、まずは生きれる可能性が広がりました。

最悪、余命宣告も覚悟していたので、救われました。

隣で一緒に聞いてくれてた嫁も頷いてくれていました。

また、副作用が放射線より少ないとされる陽子線治療の適用にして頂けましたので、先進医療を受けれることになりました。

この大学病院では上咽頭がんで陽子線治療を受けるのは私が3人目(同時期に受ける方がいる為、実質は2回目)の症例の様です。

この日、世界が少し明るくなったのを感じました。

治療の準備


治療が決まりましたら今度は治療の準備が始まります。

陽子線治療では頭頚部を固定する為のシェルという仮面を作りました。

作り方は温めたプラスチック素材を顔の上から押し当てて型をとります。

全然熱くも痛くもなかったです。

また、歯科では口腔内のチェックがありました。

治療が始まると粘膜が炎症し、痛くて食べれなくなる事や歯磨きが出来なくなる。また、だ液が出なくなる事や虫歯などばい菌の影響によって腐る可能性もあるとの話を聞きました。

私の場合は親知らずが生えていましたのでそこがリスクと考えられていました。

結論的には抜歯してしまうと治療開始日に間に合わないという事で今回は抜かない事になりました。

定期的なチェックと予防対策をしてくれるそうですが、怖い副作用ばかりですね。

あんまり出ないで欲しいと願うばかりです。

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